小川原湖の資源管理

しじみ、しらうお、わかさぎ等、全国屈指の水揚げを誇る小川原湖。この質重な漁業資源を長期的、安定的に利用していくことは、閉鎖的水域である小川原湖において大変重要であります。
漁獲量の制限措置、休漁日や保護区域の設定、種苗放流等、守り育てる漁業を実践し、漁業資源の持続的利用に努めております。また、年に一度、湖岸清掃と環境保全型の洗剤の使用を推進しております。

しじみの管理

漁期は通年、1経営体につき1日の水揚げは38kgまでとし、ジョレン(しじみを獲る道具)を湖底から引き揚げる際は動力で引き揚げます。その他、使用漁具、選別等、漁業方法に関する制限を行い資源管理に努めています。
また、「食べるしじみ」をキャッチフレーズに「5分目(約15mm)」以上のしじみを出荷しています。
平成19年より大規模種苗生産事業に着手し、年間100億個体以上の種苗放流を行っております。

しらうお・わかさぎの管理

漁期は春漁(4月21日~6月20日)と秋漁(9月1日~翌3月15日)。船曵網漁 (巻網漁)が主たる漁法で、その他 定置網漁、刺網漁でも水揚げ。日本一の漁獲高を誇ります。また、春の産卵期に保護区域(禁漁区域)を設定し親漁保護に努めています。